超加工食品って聞いたことありますか?
認知症予防、脳卒中予防、がん予防、骨粗鬆症予防、健康長寿(早期死亡の予防)には
バランスの良い食事習慣が必要です。しかし、私たちの身近には、注意しなければならな
い食品であふれています。
特に、インスタントラーメン、ポテトチップスなどのスナック菓子、菓子パンやクッキーなど
の甘いお菓子類、ハムやソーセージなどの加工肉、清涼飲料水や炭酸飲料、冷凍ピザや
フライドポテトなどの冷凍食品、アイスクリームなど、いわゆるジャンクフード(超加工食品)
の摂取過多が問題視されています。これらの食品の過剰摂取により、カロリー、塩分、油分、
糖分の過剰摂取につながっているのが現状です。
厚生省のガイドラインでは、1日の塩分適正摂取量は、男性 7.5g未満、女性 6.5g未満
と言われていますが、インスタントラーメンの中には、1杯でこの塩分適正摂取量をオーバー
してしまうようなものもあります。塩分過多は、高血圧、脳卒中の原因となります。また、添
加物(化学調味料(アミノ酸)、たんぱく加水分解物)なども多く含まれており、がんとの関連
も指摘されています。また、加工食品には、トランス脂肪酸を含む油分が多く使用されており、
心臓病との関連も指摘されています。また、清涼飲料水には多くの糖分(ブドウ糖、果糖)が
含まれます。これらの糖分は吸収が早く、血糖値の急上昇とそれに伴うインスリンの過剰分
泌を引き起こし、糖尿病との関連が指摘されています。
超加工食品は、私たちの生活に便利さをもたらす一方で、健康へのリスクも伴います。
これらの食品の危険性を理解し、賢く選択し、バランスの取れた食生活を心がけることが
、健康寿命を延ばすために不可欠です。健康的な食生活を送るための対策として、
1)購入前に食品表示をよく確認し、塩分、油分、糖分、添加物の量などを把握する
2)超加工食品を日常的に摂取するのではなく、頻度を減らすように心がける
3)主食、主菜、副菜を組み合わせ、野菜、果物、魚、豆類などを積極的に摂取し、
可能な限り、自分で調理することで、塩分や油分の量を調整する
4)水分補給をするときは、清涼飲料水ではなく水やお茶で水分補給をする
上記に気を付けることで超加工食品のリスクを減らしていきましょう!